DIYで実践できる外壁塗装
最初に
こんにちは、LuQenです。
DIYで実践できる外壁塗装のやり方と塗料の選び方についてご紹介いたします。
【こういう人におすすめ】
・自分の出来る範囲で塗装してみたい
・塗装するにあたって何が必要なのか知りたい
・業者に頼む基準を決める材料にしたい
自宅でもできる外壁塗装
外壁塗装と聞くと、依頼料金を支払って業者に依頼して行うイメージがありますが、
実際は業者を入れずとも、DIYの範囲で塗装を行うことが可能です。
ただし、可能とはいえ「どの塗料を使えばいいのか分からない・・・・」「初めての塗装でちゃんと出来るか不安・・・」
と不安に思われる方もいらっしゃると思いますので、
・塗装に必要な道具
・塗料の選び方
・おすすめ塗料の紹介
この3つに絞ってご紹介いたします。
塗装に必要な道具
塗装の為に、新規で揃える必要がある道具は大きく分けて2つとなります。
・塗装用のローラー・刷毛
・塗料を入れるバケット
これに加えて、高所作業用に継ぎ柄を購入すると便利になります。
それぞれの道具は個別で販売していることもありますが、
セット販売している場合もあるので、道具にこだわりがない場合はセット商品を購入すると費用を抑えられます。
【セット販売商品例】
【継ぎ柄参考例】
外壁の見分け方
外壁がモルタル・サイディング・ALCかで下塗りに使用する塗料が変わってきます。
塗料選びには、自宅の外壁がこの3つのどれに該当するかを見分ける必要がありますが、
専門的な知識が無かった場合は見分けることが難しくなります。(かつては私もそうでした・・・)
この章では、そんな専門知識がなくても見分けられるように、いくつか例を画像付きで挙げながら簡単に解説いたします。
【コンクリート】
・原料はセメントで、基本的にはマンションなどの建造物に使用される
・木造の壁材に比べ気密性が高いため、防音性が高く耐用年数も50年と長い
・壁に暖かさや冷たさを蓄積できる為、快適な室温を保ちやすい
【モルタル】
特徴
・外壁に継ぎ目がない
・コンクリートの壁に比べて、塗膜が肉厚
・塗装の仕方によってデザインが大きく変わる
・劣化すると、指にチョーキング(粉)が付着する
・築年数が30年以上の住宅に多く使われている
【サイディング】
・種類によってセメント、木材、金属などが原料になる
・窯業サイディングはレンガやタイル調のデザイン、木材サイディングは木目調のデザインなど、
種類によってデザインが異なる
・壁材との間につなぎ目が存在する
・材質によっては耐腐食性や防水性に乏しく、定期的なメンテナンスは欠かせない
・築年数がそれほど経っていない住宅に多く採用されている
【ALC】
・気泡を含んだコンクリートが原料
・モルタルに似た塗膜面
・サイディングのようにつなぎ目がある
・他のコンクリートよりも耐震性があり、耐用年数も長い
・一般住宅以外にも、高度のある倉庫や工場にも多く採用されている
おすすめ塗料の紹介
外壁の特定が出来たら、塗料の選定です。
塗装は下塗り・中塗り・仕上げ塗りの3つの工程を経るのですが、
そのうちの下塗りと仕上げ塗りが外壁・希望の仕上げ方によって塗料が大きく異なります。
また、下塗りと仕上げ塗りに使用する塗料は同じ会社のものを基本的には使用していくことがマストとなります。
この章では、外壁塗装に使用する塗料を仕上げ塗り塗料を下塗り塗料・外壁別でご紹介いたします。
【ニッペパーフェクトトップ/日本ペイント】
【対応している外壁材】
コンクリート、モルタル、窯業・高意匠性サイディング、ALCなど
【対応した下塗り材】
モルタル、コンクリート→ニッペパーフェクトフィラー/日本ペイント
窯業サイディング、ALC→ニッペパーフェクトサーフ/日本ペイント
高意匠性サイディング→水性パーフェクトシーラー/日本ペイント
【特徴】
・40色以上の豊富なカラーバリエーション
・はっきりした色よりも、薄めの落ち着いた塗料が多め
・対応している外壁材が多く、鉄骨製の鋼建造物でなければどの住宅でも塗装可能
・手頃な価格で購入可能で耐用年数も15年と長く、高い費用対効果を期待できる
・汚れに強く、防カビ・防藻性に優れている
【エスケープレミアム無機/エスケー化研】
【対応している外壁材】
→コンクリート、モルタル、窯業サイディング、その他サイディング(金属製など)
【対応した下塗り材】
モルタル、コンクリート→エスケー弾性プレミアムフィラー/エスケー化研
窯業サイディング→水性SDサーフエボプレミアム/エスケー化研
その他サイディング(金属製など)→水性ハイブリッドシーラー/エスケー化研
【特徴】
・気候変動による劣化、雨水による汚染に強い
・劣化を強く防止する無機塗料の剛性を保ちつつ、有機樹脂特有の柔軟性を併せ持った塗料を形成
・水性塗料なので、溶剤中毒による体調不良や火災の心配がなく、塗装作業がしやすい
・カラーバリエーションが豊富で、好きな色に塗装することができる
【ニッペパーフェクトセラミックトップG/日本ペイント】
【対応している外壁材】
→コンクリート、モルタル、各種サイディング、ALC
【対応した下塗り材】
・コンクリート、モルタル→パーフェクトフィラー/日本ペイント
・各種サイディング、ALC→パーフェクトサーフ/日本ペイント
【特徴】
・一番強度が強く高価格なフッ素を利用した塗料よりも、強い耐久性を発揮できる
・プレミアム無機では対応できなかったALCが対応可能
・無機の性質による燃焼防止機能により、万が一の災害に備えられる
・水分を外へ蒸発させる機能があり、湿気による膨張や剥離を防ぐことができる
最後に
ここまでご覧いただきありがとうございます。
塗装用の道具や塗料を用意すれば、業者に依頼しなくても塗装を行うことは可能です。
ですが、足場を組み立てずに高所で塗装作業を行うことは危険を伴い、最悪大けがをしてしまう危険性があり、
問題なく塗装を終えられたとしても、塗装が甘いとひび割れなどが再発してしまう可能性もあります。
また、モルタルなどは職人による専門的技術によって生まれた塗装の為、一般の方では再現できずうまくいかないこともあり得ます。
再塗装で劣化を修復・防止したい、修繕を機にイメージチェンジしたいなどを安全かつ確実に行いたい場合は、
業者に依頼するのがおすすめです。
弊社では現地調査・お見積りはすべて無料で行っておりますので、些細なお困りごと等ございましたら、
下記リンクボタンからお気軽にお問い合わせください。